経営学部が拠点を置く武蔵野大学有明キャンパスは、1時間もかからずに東京ディズニーランドまで行くことができます。多くの学生が、授業後にわくわくしながらディズニーへ向かいます。教員から見ると「ちょっと浮かれすぎじゃないかな?」とい思ってしまうような服装で、授業を受けていることもあります。
武蔵野大学の学生たちがこうまで夢中になるディズニーランドやディズニーシーを経営するオリエンタルランドという企業は、何十年にも渡って利益を出し続けている優良企業です。先ほどの言葉を借りれば、何十年にも渡ってお金を儲け続けている企業です。このように書くとなんだか少し嫌な印象にもなりますが、みなさんはそんな風に感じますか?
授業後にディズニーランドに急ぐ武蔵野大学の学生達は、そんな風には思っていないようです。とっても楽しそうにいそいそと教室を出て行って、夢の国を満喫し、たくさん写真を撮ってInstagramに投稿し、翌日にはお土産を友だちに配って「また行こうね」とにこにこしています。夢の国で元気になった学生達は、またキャンパスで学業に励みます。
こう考えると、オリエンタルランドはお金を儲けることと同時に、お客様を幸せにしていることがわかります。そう、実は、企業がお金を儲けるためには、お客様を幸せにしなければならないのです。ディズニーランドでお客様が幸せを感じるからこそ、何度も足を運んで、高い入場料を支払い、食事を楽しみ、お土産を買うのです。オリエンタルランドだけでなく、その他の多くの企業も、お客様を幸せにすることでお金を儲けているのです。