経営学は、「経営」という営みを探究する学問です。経営には様々な定義がありますが、武蔵野大学経営学部では、「人々を通じて、事を成し遂げる(Doing Things through Others)」こと、より平たくいえば、「みんなで協力して何かを実現する」という営みを経営だと考えています。
この考えに基づいて、武蔵野大学経営学部は、経営学を「組織の効率的・効果的な運営を考えること」と定義しています。
組織には、様々なカタチがあります。経営学の中心的な対象である企業をはじめ、自治体や非営利団体(NPO)、さらに言えば、高校の部活動や生徒会も組織で、そこには経営があります。こういった様々な組織を何とかして上手に運営するためにどうしたらいいか、これを考えることが経営学の本質なのです。
このように経営学を説明しても、企業が上手に運営されたかどうかは利益が得られたかどうかによって決まるのだから、結局は金儲けの学問なのではないかと考えることもできるかもしれません。このように考えてしまうのは、企業が最後に利益を出すまでに、たくさんのものごとに取り組んでいることを見落としてしまっているからです。