渡部 訓ゼミナール

研究分野:経済学 / 金融・ファイナンス

「ファイナンスを学ぶことによって世界が見えてくる」

格差問題の解決を考える

 ノーベル経済学賞を受賞した学者の著作などクラシックな名著を読んで偉大な先人の深い知恵に触れて思索力を高めますが、それだけではなく、グループワークの成果として学生論文コンテストに応募し、思考ルーティンを通じて得た問題解決能力を発揮します。

 クラシックな名著を読むことに関しては、3年生では、2019年ノーベル経済学賞を受賞したA.V.バナジーとE.デュフロが執筆した『貧乏人の経済学』、『貧困と闘う知』などを読み、ランダムに比較対象を分けて、健康の増進、教育の向上、貧困の解消などのために実施される政策の効果を検証することを学び、SDGsを実現するためにも役立つ実践的な知識を修得しました。また、4年生では、2015年ノーベル経済学賞を受賞したアンガス・ディートンが執筆した『大脱出-健康、お金、格差の起源-』やトマ・ピケティが執筆した『21世紀の資本』などを読み、経済的な格差の問題を理論・実証の両面から学び、問題解決について考えを深めることにしています。

 

 学生論文コンテストへの応募に際しては、世の中で実際に起こっている事例を取り上げて、①何が問題なのか(Problem)、その問題が生じている原因は何か(Analysis)、その問題を解決するためには何をすればいいのか(Prescription)、その解決策はどのように働くのか(Prognosis)という思考ルーティンを繰り返しながら、実践的な問題解決能力を身に付けることを目指しています。

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