響創の余韻

~ STORY 01 ~

1:卒業後も先生に相談に。「母校に帰るとほっとする」

聞き手(新津泰昭):
今日はどうもありがとうございます。お二人は、2011年入学、2015年卒業ですね。当時は政治経済学部政治経済学科という名称で、今の経営学科所属の積田淳史先生のゼミナールに所属していたんですね。お二人は、よく積田先生のもとに遊びに来てくれるという風に伺っているんですけれども、それはなぜでしょう?
 
山田さん:
遊びに行くというとちょっと違うかもしれないですけど…でも遊びに行くくらいの気軽な感覚で、遊びというよりはいろいろ相談に行きますね。
 
恩田さん:
私もそうです。何かあると、先生の意見を聞きたいなって思って。自分とか周囲の人とは違う目線から意見を仰ってくださるので、「なるほど、こういう考えがあるんだな」っていつも発見があります。
 
聞き手:
在学中から、いろいろと相談してたんですか?
 
山田さん:
勉強の相談はしていましたけどそれ以外はあんまり…。就活のときに少し叱ってもらったくらいかな?
 
恩田さん:
私もそれほどいろいろ相談したわけではないです。学生時代より、卒業してからの方がずっと先生と話すようになりました。
 
 
山田さん:
大学を卒業するまでは、家族や小中高大の先生方に守られて生きてきたからまだよくわからなかったけど、自分でお金を稼いで生きていくようになると、これまでにないような悩みがたくさん生じるようになりました。それで、あー悩むなー困ったなーっていうときに、他の友達(同じゼミ出身の友人)と声かけあって、会いに行きますね。先生の研究室に行って先生と話してると、ほっとします。

恩田さん:
在学中も仲は良かったと思うけど、いまとは違う関係だったよね。

山田さん:
今も昔も先生と学生の関係ではあるんですけど…勉強を教えてくれる人という意味はちょっと薄まって、年上としての意見を聞かせてくれるひと…兄貴みたいな感じですね笑

恩田さん:
上司みたいだし、でももっと距離は近いし…。職場の外の視点を持ってるから、上司には相談できることも相談できる。それに、学生時代を見てもらってるから、自分のことをよく理解してもらっているから、すごく自分の腑に落ちる答えが返ってくる。だから相談したくなります。

山田さん:
家族ほど近くない、上司ほど遠くない。学生時代の成長過程を見てもらっていて、良いところも悪いところもなんとなく理解して貰えている…なんか、大学の先生ならではの関係なのかなって思います。

恩田さん:
そうそう、そういう感じです。だから、いろいろ先生に相談に行くんです。

山田さん:
私たち、けっこう遊びに行ってるよね。ときどき、「大学に遊びに行くー」って職場の人に言うと、驚かれます。「何か書類でも出すの?」「怒られるの?」みたいに。こういうところは、武蔵野大学を選んでよかったなあって思います。他の大学だともっと先生と距離があるみたい。

聞き手:
大学として学生と距離が近いっていう校風はあるよね。先生と良い関係が築けるのって、きっと在学中から一生懸命ゼミに参加していたからなんでしょうね。印象に残っていることはありますか?

恩田さん:
ゼミ合宿!

 

山田さん:
楽しかったね! 勉強からちょっと離れて、自分たちで場所を決め、行き方を決め、いろいろ学びもありました。先生と夜、話をしてね。学生と先生で別々に現地に行ったんだけど、私たちはいろいろ寄り道しちゃったんで、 先生が先に着いちゃって待ちぼうけなんてこともありました笑

恩田さん:
ありましたね。それはちょっと反省ですね笑

聞き手:
そんな悲しいことが? 先生、怒ってた?

恩田さん:
いや、宿泊場所の換気と掃除をしてくれた上で、笑顔で迎えてくれました笑

聞き手:
良い思い出ですね。他にも思い出はありますか?

恩田さん:
ゼミではないんですけど、ゼミのみんなが参加してたサークルで、大学祭で露天を出しました。明太チーズ焼きそばをつくって、1位か2位の売り上げになりました。

山田さん:
あとは、先生方にインタビューして、ゼミ選びのための資料をつくりました。渡部訓先生の研究室でインタビューしたんですけど、絵が飾ってあってとてもキレイだったー。

聞き手:
研究室に入ったんだ。渡部君先生の研究室、おしゃれだよね。

山田さん:
おしゃれでした。それに優しかった。

恩田さん:
わかるわかる。優しい先生、気さくな先生、多いよね。なんでだろう、若い先生が多いからかな?

聞き手:
だんだん加齢は進むけど…いまはまだ確かに、30代の若い先生が多いね。

山田さん:
門前払いをしない先生が多いよね。ちょっと話に行ったりすると、時間を割いてくれる先生も多かった。いつもいつも、みんなってわけではもちろんないけれど。

恩田さん:
研究室に何かプリントを提出するついでに、ちょっとくつろがせてもらうこととかもあったよね。ジェンガとか本が置いてあって、居心地よかったな。

山田さん:
もう卒業して5年経つけど、気軽に行けちゃうな。「おおー、良く来たね、元気だった?」みたいな大げさな感じじゃなくて、「おう、ちょっと書類書いてるからちょっと待ってて」みたいな気軽な感じだからいいのかも。

聞き手:
相談以外に、勉強の話とかもしたりするの?

恩田さん:
あんまり…。でも、先生の話には、ところどころに勉強の話がたくさんあって楽しいでうs。あと、私は最近、転職したんですけど、退職と次の就職の間がちょっと空いたので、SA(Students Assistant)として授業のお手伝いをしていました。授業中に教室にいるので、授業を聞けるんですけど、なつかしいな、もっと勉強しておけばよかったなっていう相談はします。

山田さん:
わかる。けっこう勉強したと思ったけど、もっと勉強しておけば良かったって思います。本を読まない…読む時間が無いのが最近の悩み。でも今日、さっき積田先生に会って、一冊本を借りたので、読みます!笑

聞き手:
それは是非読んでください。さて、じゃあ最後に、武蔵野大学の経営学科を検討してる方々にメッセージを…。

山田さん:
んー。特段、やりたいことがないひとはぜひ。本当に嫌なことない学校でした。悩んでいる間も急かされずに待ってくれました。ゆっくり成長できたと思います。

恩田さん:
そうだね、なんだかんだ、楽しかった。いい人が多かった。

山田さん:
人が良い。それに尽きるね。良い大学生活でした。